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オーナー通信

第21回 地域密着! トップインタビュー 株式会社網中様

更新日:2013年06月07日

今回のトップインタビューは、創業50余年の紙専門商社 株式会社網中(本社:北九州市小倉北区)代表取締役社長 網中裕城(あみなかひろき)様をご訪問しました。
老舗企業の2代目として辣腕をふるう元気な社長様のお話を伺いました。


網中裕城社長




―御社の歴史と事業内容を教えて下さい。

網中社長:紙は国の統制品として販売店も都道府県に1社という時代が長く続きました。
戦後の自由化を機に私の父(網中信裕氏)が昭和33年4月、戸畑市(現:北九州市戸畑区)に和洋紙店を設立しました。
自由化になったとはいえ販路や取り扱い製品については一部統制が続いており、後発の当社は、統制下にない海外製品の取り扱いにいち早く着手し、市場開拓に成功しました。
今では国内で使用する紙の25%は海外製品になっていると思います。
また現在は紙の販売だけでなく、ボールペンからOA機器全般までオフィスのトータルサプライヤーとして多くの企業にお取引いただいております。






―早期に海外に目を向けたという着眼点は大変すばらしいですね。
仕入先の開拓や販路拡大でのご苦労をお聞かせ下さい。


網中社長:現在の仕入先は、スウェーデン、台湾、中国、マレーシアです。
仕入先の開拓は主に私が行ないました。
世界には50社ほど代表メーカーがありますが、ほとんど飛び込み営業です。
また販路の拡大についてもやはり飛び込み営業が多かったです。
どうせやるなら楽しくやろうと思い、ロールプレイングゲームの感覚でやっていました。
お陰様で徐々に取引先も増え、東京・大阪・山口・九州に7支店、倉庫総重量約3万トンを備え、お客様からのご要望にスピードをもって対応できるようにしております。






―産学連携により会社を設立されていると伺いました。

網中社長:北九州学術研究都市内にある早稲田大学大学院情報生産システム研究科コミュニティ・コンピューティング研究室との連携により平成14年にソフト開発会社㈱スマートワークスを設立しました。
「技術力・開発力は大学の研究室から」を基本としています。
従来のソフト開発は、メンテナンスまで含めると莫大な費用がかかります。
最新の技術を利用して低価格の製品が開発できないものかと模索していたところ、同研究室との協力体制が実現しました。
若松区ひびきのに位置する北九州学術研究都市には理工系の国・公・私立大学が同一のキャンパスに集積しており、そこではアジアトップクラスの留学生が先端的な情報技術の研究をしています。
国に戻ればトップ企業で働ける彼らでも日本でのアルバイト先はコンビニくらいしかありません。
この産学連携は学生にとってもやりがいのあるアルバイトですし、企業にとってはコストを抑え、且つ最新の技術の提供を得ることができるWin・Winの事業です。
製品の信頼性については、教授が監修して学生に作らせているので安心ですし、カスタマイズが必要な場合も時間とコストを圧縮することができ、アフターフォローも万全です。
㈱スマートワークスは、大学の研究室で生まれた最先端のソフトウエア開発技術の利用とコストダウンを両立させ、お客様がこれまであきらめてきたシステム導入の実現をお手伝いする会社です。






―昨年10月、代表取締役社長に就任されました。
おめでとうございます。
新社長としてこれからの北九州市に期待することをお聞かせ下さい。


網中社長:5市合併して50年が経ちますが、まだまだ独立独歩的なイメージを感じます。
企業としては経営者間の交流はもとより、部長・課長クラスの情報交換ができるネットワークがあると良いと思います。
業態や職種が違っても悩みや情報を共有することで視野が広がり、新たな発想が生まれるかも知れません。
そして、官民が協力して人が集まるまちづくりに力を入れるべきだと思います。
昨年、開催された「B‐1グランプリ」はとても良い例だと思います。
ビジネスの上でも話題になりますし、これから先も歴代の開催地として『北九州』の知名度が高まると思います。






―お忙しいと思いますが、プライベートはどのようにお過ごしですか。

網中社長:ゴルフと磯釣りです。
釣りは高校時代の同級生と良く行きます。
学生時代の仲間の数名は当社でも働いてもらっており、頼もしい仲間です。






―好きな言葉を教えて下さい。


網中社長:「不羈独立(ふきどくりつ)」、当社の社是にもなっています。
何ものにも縛られたり制約を受けず、また何ものの援助や助けも受けずに独力で道を切り開いて行こうという意味です。
この考え方を礎に紙専門商社に終わらず、総合商社の世界でもプロフェッショナルでありたいと願っています。


㈱データマックスより昨年発行された書籍
『日本を元気にする!福岡の特選企業107社』に紹介されています。





―最後にこれだけは伝えておきたいということがあればお願いします。

網中社長:みんなで力をあわせて北九州を盛り上げよう!




―力強いお言葉をありがとうございました。

対談日:平成25年4月11日





―取材を終えて
紙業界の古い商慣行や最先端技術を利用する産学連携事業など、現状にとらわれることなく颯爽と風穴をあけていく網中社長に『不羈独立』を感じました。
その一方、高校の同窓生も会社で働かれているというお話に、人と人とのつながりやご縁を大切にされていらっしゃることに本当に敬服しました。
このトップインタビューも多くの諸先輩に助けられ5年目を迎えます。
1つの出会いに感謝し、点と点を線で繋ぎ、面に広げていけるようこれからも邁進していきたいと思います。
ありがとうございました。

代表取締役 濱村 美和