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オーナー通信

35周年企画 トップインタービュー第5回 シャボン玉石けん株式会社様

更新日:2010年02月04日

今回のご訪問先は、「青いお空がほしいのね…♪」のコマーシャルでおなじみのシャボン玉石けん株式会社 森田隼人代表取締役社長です。
同世代の社長として感銘できるお話を聞かせていただきました。

残念ながら取材日は曇り、、、青いお空では撮影できませんでした(笑)


地元の私達には、「シャボン玉石けん」さんと言えば、CMソングとイメージキャラクターの『シャボンちゃん』が頭に浮かぶのですが、『シャボンちゃん』は森田社長のお姉様がモデルとお聞きしました。

 森田社長:先代(故森田光德氏)が合成洗剤から無添加石けんへ転換するときに、コンセプトとして『赤ちゃんに使っていただきたい、赤ちゃんにも安心して使える』という自信からキャラクターを赤ちゃんにしたようです。
 当時、私の姉が生まれて、わが子への思いもリンクしたのか、リボンをつけた女の子になりました。
もし、私が先に生まれていたら『シャボンくん』だったかも知れません。(笑)


森田隼人代表取締役社長

 
 創業の経緯と御社の特徴を教えてください。

森田社長:1910年、私の祖父が現在の北九州市若松区で日用雑貨を取り扱う「森田範次郎商店」を創業し、2010年2月に100周年を迎えます。
 父が事業継承した1960年代は、高度経済成長期で電気洗濯機の需要が拡大し、お店の取扱い商品も石けんから合成洗剤にいち早く替えたことで売上も順調に伸びたそうです。
 しかしある時、取引先の国鉄(現JR)から洗車用洗剤の品質改良を求められました。
 車体を合成洗剤で洗浄すると傷みが早いということで、品質改良を重ね、当時のJIS規格を上回る純度の高い無添加石けんが完成しました。
 完成した製品を自らの身体で試用してみると10年来悩まされていた湿疹が自然と治り、自社の合成洗剤が身体に悪いと気付き合成洗剤と決別して無添加石けんに転換することを決意しました。
 ただ、どれほど良い製品とわかっていても一般に普及するまでには時間がかかり、当時月間8000万円あった売上は無添加石けんに替えたことで78万円まで激減し、その後17年間赤字が続き当時100名いた社員もどんどん辞めていきました。
 90年代の湾岸戦争で海岸でオイル塗れの鳥がTVに映し出された頃から環境問題が取り上げられるようになり、同時期に先代が無添加石けんに関する本を出版したことで、口コミなどにより全国から注文が来るようになりました。



御社の無添加石けんの特徴を教えてください。

森田社長:普通、石けんは4~5時間あれば作れますが、弊社は、あえて1週間かけて作っています。
 1週間かけることにより添加物を入れなくても洗浄力・保湿力・安定性に優れたものが作れます。私は、石けん作りはお酒作りに似ていると思います。
 大きな工場で作るお酒も、杜氏さんが作るお酒も売り場に並ぶと同じように見えますが、飲むと違う。石けんも見た目は同じですが、使ってみると違う。
 石けんは1週間ほど釜の中で炊きますが、気温や温度等の変化により成分を調整します。
 そのさじ加減は『舌でなめて』で確かめるので、身体に安全ということがおわかりいただけると思います。
 釜炊きは10年で一人前と言われますが、弊社には釜たき60年の大ベテランが精度の高い製品作りに、現在も貢献してくれています。



創業100周年に向けて何か取り組まれていますか?

森田社長:10月にレセプションを予定しています。
 その他は構想中ですが、先行して始めたのは(昨年)12月に社内に『感染症対策研究センター』を設立しました。
 弊社の製品をご購入いただいたお客様から無添加石けんの効用について質問されることも多く、抗菌性や抗ウイルス性について、地元北九州市立大学をはじめ大学の専門機関と共同で研究を行っています。
 北九州市は、ひびきの学研都市など近隣に大学が多く大変恵まれています。今後も医学的、工学的、実用性等を研究して安心・安全なものを作って行きたいと思います。
 ちなみに新商品バブルガードは、何も入っていない石けんなのにウイルスにも細菌にも効果があることが立証されました。



 

珍しい商品も取り扱っていらっしゃいますね。

森田社長:そうですね。
 北九州市消防局から依頼を受けまして、放水車の消火剤を作っています。
 消火用水に石けんを混ぜることで、泡の効果と少量の水で素早く火を消すことができます。
 北九州市は環境モデル首都ですので、放水用にも無添加石けんを利用することで環境保全に役立つと思います。
 現在は、全国で300台ほどの放水車に導入していただいています。




  先ほどのお話の通り北九州市は環境モデル首都ですので、御社に対する期待が大きいと思います。市の産業観光コースに御社の工場見学も入っているとお聞きしました。

森田社長:年間1万人位の方が見学に来られ、海外からの見学者の方も多いですね。
 海外でも安全・安心志向が強くなっているのでアジア・アメリカ・ロシアをはじめ数カ国に輸出もしています。



社員教育で大切にされていることはありますか。

森田社長:1つは、自分達が作っているものに愛着を持つ。
 「自社製品を使うこと」を入社の条件に入れています。
 自らが使ってみることで家族や知人、そしてお客様に自信を持って紹介することができると思います。
 多分、弊社社員の自社製品使用率は全国でもトップレベルではないでしょうか。
 製品を知れば知るほど他を使いたくない、使えないという声を聞きます。

2つ目は、通信販売をしていますのでお客様から様々なお言葉をいただきます。
 『感謝の声』や『お叱りの声』などお客様からの声を役員以下に回覧し、良い評価も悪い評価もみんなで共有することで製品に対する想いを持ってもらい、仕事へのやりがいに繋げてもらいたいと思っています。
 そういう意味では、通信販売をやって良かったと思います。
 『お客様の声』が新たな製品開発に繋がっています。




今後の目標など教えてください。

森田社長:もっと多くの方々にシャボン玉石けんを知ってもらえるよう努力したいと思います。
 ビールと発泡酒が違うように、石けんと合成洗剤は全く別物ですが、売り場に並べられると必ず価格で比較されます。
 メーカーとして石けんと合成洗剤の違いを消費者の方にきちんと伝えて行きたいと思います。
 その為に、ホームページを見やすくしたりTVCMや雑誌などで製品の良さを伝えていきます。




プライベートの過ごし方を教えてください。

森田社長:趣味はスキューバーダイビングです。
 頻繁には行けませんが、年1回は沖縄の海に潜ります。澄んだ海に潜るのは、とても気持ちが良いです。


最後に大切にしている言葉を教えてください。

森田社長:先代から引き継いだ言葉で『好信楽』という言葉です。
『何事もまずは好きになる。
 そしてそれを信じる。
 そしてそれを楽しむ。』事が大切だと思います。

まずはシャボン玉石けんを好きになり、その良さを信じる、そしてその良さを伝え、喜んでいただくことで、楽しく(やりがい)なると思います。

「好信楽」 いい言葉ですね!


  ありがとうございました。社長に就任した時期も同じなので、私自身、大変勉強になりました。次世代に少しでも良い環境を残せるよう私達一人一人が安心・安全について考えて行かなくてはいけないと思いました。

対談日:平成21年12月17日(木)


取材後のお話の中で、東京日本橋の『橋を保存する会』でもシャボン玉石けんさんの石けんを使用して橋の清掃をするそうです。
橋だけを綺麗にするのではなく、水が流れる川や海にも配慮した心遣いに感動しました。
また直接、口に入れる食べ物に関しては安全・安心の意識がありましたが、身体を洗う石けんなどに対しては正直あまり意識をしていませんでした。
森田社長のお話で皮膚からも体内に添加物が入り、それが蓄積されてお母さんから子供に影響し、昔は少なかったアレルギーやアトピー体質の子供達が増えていると伺い、環境問題を身近な問題として捉えなくてはいけないと思いました。

最後に、今回の取材準備など、秘書の金井さんのきめ細かなご対応とすばらしい笑顔に森田社長の方針が浸透していることを感じました。
本当にありがとうございました。


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