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オーナー通信

35周年企画 トップインタビュー第2回 株式会社サンキュードラッグ様

更新日:2009年10月02日

今月号は、北九州圏内を中心に店舗展開を続けている、元気な企業【サンキュードラッグ(本社:北九州市門司区)】
代表の平野健二社長をご訪問しました。


 


―御社の歴史をお聞かせください。


平野社長:1956年に私の父(現相談役 清治氏)が門司区栄町に薬局を創業しました。昔は今のようにホームセンターなどが無かったので、薬局は「よろずや」的存在で何でも売っていました。日用品はもとより塗料等も置いていましたね。また薬局の経営の他に飲食店などの経営も行っていました。2003年7月に私が二代目社長として就任し、ドラッグストアと調剤薬局に特化し、現在は北九州市を中心にドラッグストア(調剤併設店舗も有り)と調剤薬局を62店舗ほど出店しています。



―小さな商圏内で地域密着型の戦略を実践されており、弊社も含め中小企業にとっては非常に興味深い所です。


平野社長:私が1986年に海外留学を終えて帰国した時は、一世を風靡し終えた会社という風評で店舗をまわっても閑散としていました。しかし現場の薬剤師さん達の、お客様サービス向上に向けて薬の勉強をする等、頑張っている姿を見て「うちには優秀な社員が揃っている」と感じました。私の役割はお客様が来たいと思うお店を創る一方で、別の角度から社員が働き甲斐のある環境を創っていかないといけないと思いました。「現場の延長線上に社長がいるのではなく、社長は違う役割を担っている」と思うのです。

マーケティング調査によると消費者のニーズの第1位は「近くて便利であること」これは単純な距離だけではなく、時間的な近さも含まれます。北九州市は高齢化率が20%を超えており、高齢の方や療養中の方が徒歩で行けるお店でなくてはいけないのです。ですから当社では、半径400メートル、徒歩10分のエリア戦略を進めています。



―まさに高齢社会を勝ち抜くビジネスモデルですね。その中でお客さまへのサービスをどのようにお考えですか?


平野社長:ある薬剤師さんが「患者さんは全員が例外的存在です。同じ病気でも発症時期や経過などすべてが同じ状況の患者さんはいないので、一人一人にあったケアが大切です。」と言っていました。「一人一人のために、より身近に」関わることができるパーソナルケアに力を入れています。病気は薬だけで治るのではなく、患者さんに関わる人たちの声かけやふれ合う場所も大きく影響すると思います。「病院が病気を治す所」であれば、「薬局は病気の前段階で気づいたり、療養中の方に対しては声かけ、励まし続ける所」だと思うのです。

9月には新たな取組みとして塩分や卵・牛乳抜きのパンを販売する予定です。高血圧、腎臓疾患、アレルギー体質の方に安心して美味しく食べていただきたいと思います。



―パーソナルケアは重要ですね。弊社の企業理念にも「お客様の困っていること、望んでいることを事前に解決する」と謳っていますが、お客様の要望をどこまで満たすことができるかは、会社はもちろんのこと関わる社員の姿勢が重要だと思います。サービスを提供する社員の方のモチベーションはどのようにされていますか?



平野社長:現在従業員はパートさんを含め1100名いますが、全従業員に経営内容をすべて公開しています。

従業員向けに決算報告会を開催し、決算内容からキャッシュフローまで公開することで、会社を理解してもらい安心して働ける環境創りを目指しています。 採用時には当社は北九州圏を中心に出店していますので、「転勤はあるけど転居を伴うものではないので安心して働いてください。」と伝えています。広い世界で働きたいと考える人もいると思いますが、「自分が住みたいところに住み、親しい友人や家族に囲まれて暮らす」ことで仕事にも生活にも深くコミュニティを築くことができると思うのです。

昨年からの取組みとして従業員を支えて下さるご家族への感謝と会社へのご理解を深めていただきたいという思いから、ご家族向けの経営計画発表会を開催しています。昨年は500名のご家族が参加しました。私自らが決算報告、市場の動向、方針などを報告し、その後懇親会を開催します。ちょっとしたサプライズも用意してご家族にご挨拶して回ります。

また従業員向けに月間・年間での個人・部門表彰も行っています。表彰の対象は業績だけではなく、お客様へのサービス、店舗創り、メンバーフォローなど多岐に渡り、できるだけ多くの従業員に受賞の機会を与えたいと思っています。

個人表彰は、店長の考課者訓練も兼ねています。店長が部下の行動をどこまで把握できているか、部下の良い所を見つけることができているか?表彰の文章は店長自身が考え、具体的な事例を挙げて表彰します。ですから表彰式は非常に時間がかかりますが、受賞する側からすると「こんなに私の事をわかってくれている」と実感することでより効果的になります。


 


―では、最後に大変お忙しい平野社長ですが、プライベートについてお聞かせください。



平野社長:お休みはあって無いようなものですが、ゴルフにはよく行きます。趣味はスキーです。実は新婚旅行もニュージーランドにスキー旅行に行きました。海外には学生時代からよく行っていますが、今月後半より家族サービスを兼ねて10日ほどアメリカでキャンプをする予定です。健康の基本は身体を動かすことだと思いますので、できるだけこういった時間を作りたいと思います。

―羨ましいです。お土産話してくださいね。

今日のお話で、弊社の業務にも繋がるヒントがたくさんあり、是非、導入して行きたいと思います。

本日は、ありがとうございました。

対談日 8月19日(水)

 
平野社長のお取り計らいで、後日、サンキュードラッグ様の貴重な営業会議を見学させていただきました。参加者はドラッグストア店長33名、今回個人表彰される方20名と本部の社員の方でした。冒頭から表彰がスタートし、個人表彰では店長の思いを込めた表彰状を平野社長が一字一句大切に読み上げ、受賞された方一人一人とツーショットの記念写真を撮っていました。活動表彰では、推奨商品の販売について上位店舗を表彰し、「笑いあり、涙あり、歓声あり」であっという間に2時間が過ぎていました。今回の表彰式で感動したことは、誰よりも受賞者を褒め称え一緒に喜び、社員と楽しい時間を共有する平野社長の人柄でした。