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オーナー通信

地域密着! トップインタビュー第14回 株式会社アヴァンティ様

更新日:2011年09月06日

今回のトップインタビューは、『働く女性を応援するネットワーク型情報誌“avanti”』を発行 する株式会社アヴァンティ北九州支社 取締役支社長  金 成子 氏をご訪問しました。人・モノ・コト…街の情報を等身大で発信し続けるアヴァンティの魅力を伺ってきました。




-アヴァンティは、北九州で働く女性なら知らない人はいないと言っても過言ではないほど愛読者が多い情報誌ですね。創刊の経緯を教えて下さい。



金支社長 
1993年に現顧問の村山由香里(福岡県男女共同参画センターあすばる館長)が福岡市の自宅で創業しました。
村山は大学を卒業後、再就職が厳しい時代に臨時職員として市役所に勤務。
そこでは臨時職員の仕事に1日4回のお茶汲みがあり、妻が夫に仕えるという旧習が職場でも繰り広げられ、社会におかれている女性の立場に驚愕したそうです。
そのような環境から早く抜けたいと、たまたま手元にあった情報誌の編集部に「求人ありませんか?」と電話をかけたのがこの業界に入るきっかけとなりました。

働くうちに市役所時代の経験から、働く女性の可能性を後押しする情報誌を作りたいと独立を思い立ち、『アヴァンティ福岡』を創刊したわけです。

私は創業3年目に入社、2002年に『アヴァンティ北九州』を立ち上げました。



-金支社長とアヴァンティの出会いを教えて下さい。



金支社長 
私は韓国釜山出身です。
平成元年に留学にて福岡に来日し、大学院卒業後福岡で就職。
映像会社、企画会社を経てアヴァンティに入社しました。

色々な雑誌社がある中でアヴァンティを選んだのは、雑誌自体は薄いけど、他にない一生懸命さやエネルギーを強く感じたためです。

そこで、「この会社に入ろう!この会社の成長を私の成長にしよう!」と当時の社長であった村山に手紙を送りました。
早速翌日に面接。
30分後には「一緒に働きましょう!」と即答いただきました。
その早い意思決定にびっくり!
当時は研修もほぼなく、指示されたのは3ヶ月の売上目標のみでしたが、狭いマンションでみんなが和気あいあいとやっていた頃が懐かしく楽しい思い出です。






-アヴァンティはよく人の取材記事が載ります。「私が27歳のころ」がとても評判だったと記憶しています。


金支社長 
実は「27歳」の名付け親は私です。
私がアヴァンティに転職したのは30歳を過ぎてから。
将来のことや人生について悩んでいて、人生の先輩の声がとても聞きたい時期でした。
27歳は女性の人生のターニングポイントとして象徴的な歳です。
きっと他の女性たちも同じ思いだろうと、編集会議で提案。
新人のくせに押し切りました。

不思議なのは「27歳のころ」をスタートさせた後に初めて読者の平均年齢を調べたところ、なんと27歳だったのには驚きました。
その後は、27歳の由来を聞かれたら読者の平均年齢と答えるようにしていますが、いまや読者の平均年齢はなんと34歳ですよ(笑)。



-アヴァンティではイベントが多様で、年1回はトークライブも開催しており、ゲストも毎回素敵な方ばかりですね。



金支社長 
トークライブは新人の頃、村山から「素敵な女性に出会ったので、今度その方を交えてミニ茶話会をやりましょう」と誘われたのがきっかけです。

「どうせするなら、読者のみなさんをいっぱい集めて、一緒に聞きましょう」と提案。
1997年に第1回目を開催しました。

皆さんに支持され、福岡は今年で15回目、北九州は10回目を迎えます。
弊社のトークライブは学生、OL、主婦など読者が実行委員として参加するところが特徴。
ゲスト選定から当日運営にいたるまで積極的にご参加いただいています。

北九州の今年は12月6日の開催で、ゲストは感性アナリストで随筆家でもある黒川伊保子さんです。
男女のすれ違いや恋愛論を脳の構造から分析するなど、面白い書籍もたくさん出版しています。
是非、聴きに来て下さい。




-金支社長は『働く女性研究所』や『北九州角打ち文化研究会』でも活躍されていますね。


金支社長 
『アヴァンティ働く女性研究所』は福岡県の働く女性のコミュニティ組織として3年前に弊社が作りました。
現在、福岡県内で1350名が登録。福岡と北九州それぞれで読者による運営委員会を立ち上げ、勉強会や食事会など異業種の人達との交流を楽しんでいます。
また、生活者の視点でのマーケティング活動として、商品やサービスの見直し、商品開発なども行っています。

『北九州角打ち文化研究会』は6年前、仲間と一緒に立ち上げました。
北九州に来て角打ちを体験し、これは面白い!ひょっとして北九州の名物になれるかもしれないと、遊び半分活動を始めたのですが、マスコミも面白がってたくさん取り上げていたただき、おかげさまであっという間に広がるようになりました。地元の方は当たり前すぎてなかなか面白さに気付きませんが、県外から来られる方などをお連れすると本当に喜ばれます。今や、全国区にすると張り切っています。






-北九州の魅力と期待することなどを教えて下さい。


金支社長 福岡で12年、北九州に来て10年とまだ福岡での生活の方が長いですが、親友と呼べる友人は北九州に来て多くできました。
福岡と比べると最初は取っ付きにくい感じですが、北九州の人は一度仲良くなればとことん面倒を見る、情が深い気質だと思います。
食べ物も美味しいし、自然も身近で暮らしやすい町です。

ただ、ものづくりの町だったという歴史もあり、男性の町に感じます。
いまや消費の決定権をもつのは8割以上が女性。
働き始めて可処分所得を多く手にした女性たちは、自分のための人生を見つめ、それに潔くお金を使います。

洒落たお金の使い方ができない男性に比べ、女性の消費は様々な市場を刺激するのです。
女性も楽しめるお洒落ゾーン等があれば、北九州の活性化に繋がるのではとずっと思っています。
これからの町づくりには民間、よそ者、女性、産学などが担い手だと聞いたことがあります。
北九州の女性たちの活躍をぜひ期待したいですね。



-最後に大切にされている言葉があれば教えて下さい。



金支社長 
以前、韓国のエッセイに、「大人になるとは、傷ついたことより、傷つけたことがもっとたくさんあったことに気付くこと」という文章がありました。
両親の反対を押し切って韓国を離れ、わがままな人生を生きてきたので、この言葉に亡き親を思い出し号泣しました。
思えば親だけでなく、たくさん人を傷つけながら生きているのだ。
それを思い起こさせてくれる言葉です。



-大変貴重なお話をありがとうございました。これからも働く女性が元気になる情報やイベントを楽しみにしています。




対談日:平成23年8月1日



(取材を終えて)
今回、本業として取材をしておられる本家本元にお伺いするということで、大変緊張しておりましたが、金さんの優しい気遣いや街に対する独特の視点、想いを聞いているうちに話にぐんぐん引き込まれました。

「働く女性を応援するネットワーク型情報誌 アヴァンティ」。

最初の出逢いは、北九州支社開設にあたり、金さんが弊社にお部屋探しにいらした時です。
当時、私はまだ一般職。
しかしその頃から、わけ隔てなく、働く女性一人ひとりに対して、勇気とパワーを与える金さんの伸びやかな姿勢と言動は変わっていません。

日本に来日されて22年、きっと人に言えないご苦労も多々あったのではないかと思いますが、流暢な日本語と前向きな考え方に男女を問わずファンが多いことを改めて確信しました。

人やコトを動かす力。

「町づくりは、よそ者と女性がよい」という言葉がありましたが、男の町という北九州本来の良さと、しかしこれからは「女性の感性・女性が集う町」にシフトしていくことが大切、という金さんの話に大変共感致しました。
生まれ育った私達では気づかない、この町の「日常」という足元にこそ、未来を切り拓いていくたくさんの宝が埋もれているのかもしれません。