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賃貸経営セミナー開催報告

 1月22日(土)にちんたい協会北九州支部の賃貸経営セミナーを開催し、2名の講師をお迎えし講演いただきました。両講演に共通する点は、「消費者ニーズはコロナ禍の影響を受け変化しており、その変化するニーズを的確に捉え正しく対応することが大切」ということでした。

第1部 北九州圏の賃貸住宅市況のポイント
●住宅情報サイトに掲載する物件供給状況と消費者反響からみた需要状況は、北九州市内各区において異なっており、需給バランスを踏まえた対策が必要。
●全体的にはコロナの影響により退去数が減少し物件入居率は高まっている傾向。
●法人需要は九州内での動きは変わらないものの、九州圏外からの法人転勤層が大きく減少。
●個人について、学生需要は一旦回復の傾向、単身・カップルは広めの需要が増加し、1LDKの反響が大きく伸張。
●テレワークの普及に伴い、住宅の仕事用のスペース不足が不満の上位となり、テレワークが続くならば4人に1人が住み替えを検討している。
●コロナ禍で満足度の高い設備はセキュリティ、無料インターネット、宅配ボックス。24時間ごみ出しが可能なゴミステーション、宅配ボックスは入居者の切望度が高い。

第2部 空室対策・最新の入居者ニーズとトレンドのポイント
【暮らしの変化】
●音楽やメディア、家具、車のサブスクリプションから広がり、所有から利用へ消費者ニーズが変化している。
●会社に依存する働き方ではなく、個人として活躍するためのコミュニティ形成が重要になっている。
●テレワーカーの48%が間取り変更を希望し、24%が現在の家から住み替えを希望している。

【リノベーション】
●リノベーションとは復元することではなく付加価値を付けること。

●決まるお部屋にするために「入居者視点から」考える3つのポイント
①現在のデメリットはなにか?まずは原因の解明が必要。
②どんな人が住んでくれそうか?ターゲットを想像し、その人にとっての魅力を加える。
③どうやってアピールするか?そのターゲットへ向けてのアピール方法は何か最適か。
●リノベーションによる価値が一時的でなく、長く継続することを目指す。優良な入居者に長く住んでもらえ、かつ家賃を増額できるような対策が重要。

 コロナ禍で住まいに対しての新たなニーズが生まれ、コロナ禍以前に後戻りすることはないともいわれています。今後も情報発信並びに適切なご提案を随時行い、家主さまの賃貸経営のサポートを行ってまいります。

(営業統括室/岡部)