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家主さまへ有益な情報を毎月お届けいたします
2021年北九州のテナント動向
オフィスに関して
福岡県全体において、主要オフィスの空室率は前年から3.2%上昇となり5年連続で上昇しています。中小規模の区画では賃貸面積の拡張や新規開設などで需要回復の兆しが見えますが、大型区画の需要に関しては動きが鈍い状況が続いています。
北九州においても、オフィスの移転需要は減少しており空室率の改善に時間を要している状況です。要因として、業績悪化やテレワーク移行(自宅勤務など)に伴うオフィス面積の縮小化や撤退する企業の増加などが見受けられます。コロナ収束の目途が立つ迄はこの状況が続くと予想されます。例年であれば、4月新年度の事務所開設に向けて11月からは事務所の問合せが増え始めますが、本年度の反響は鈍化しています。直近6か月の事務所の問合せ件数は、13件/月平均となっており年度末での移転・開設需要の低迷が予想されます。
昨今の市況の影響でオフィスのあり方も変わってきておりますので、需要を創り出す商品化に尽力いたします。
店舗に関して
店舗については、昨年対比で改善しています。しかし、小倉駅周辺で賃料相場が9,000円~11,000円/坪となっており、事務所同様に大型空室への需要と賃料相場の低迷が顕著です。
また、飲食店は2021年上期の売上は業態によって大きく異なり、「持ち帰り」や「配達」の形態の飲食業は少しずつ売上が改善し、2019年同年程度まで回復しています。他形態の居酒屋等のお酒を提供する業種は売上の低下幅が最も大きく、基準時(5年前)の2割未満にとどまっています。要因は、2020年秋以降の新型コロナの再拡大を受け年末年始の会食を控える等の要請や、数回に及ぶ緊急事態宣言、まん延防止等重点措置などで、需要が減少したことが考えられます。ここ半年の飲食店の問い合わせは18件/月平均となっておりオフィス同様空室対策が困難な状況ですが、情報を駆使して入居促進に尽力します。
(テナント部門/杉本)
■お問合せ
テナント部門
TEL. 093-932-6200
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