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家主さまへ有益な情報を毎月お届けいたします

繁忙期速報

 昨年に引き続き今年もコロナ禍での繁忙期となりました。昨年は緊急事態宣言によって人流抑制がなされましたが、今年は感染力が高いオミクロン株等の感染拡大を受けて、まん延防止等重点措置が1月27日から延長を挟み3月6日まで実施され、人々の社会生活に影響が生じることとなりました。

今回の繁忙期の現時点における客層別の傾向は以下の通りです。


■法人
・昨年は緊急事態宣言解除後への異動時期延長、および異動規模縮小や抑制がありましたが、今回は少しずつコロナ前に戻ってきており、異動によるお部屋探しが前年比増となりました。
・お部屋探しをされる企業は幅広い業種で動きがあるものの、一社あたりの契約数は例年より減少しており、全体の契約数でみると抑制傾向です。


■学生
・1月は例年を上回る来店でしたが、2月は感染拡大に伴い来店数が鈍化していました。
・合格前に部屋を決める方よりも志望校合格後に部屋を探す方が増加傾向です。コロナ禍で出費を抑えるためにも、自宅から通える大学を選択した学生さんも多くいらっしゃいました。
・外国人留学生は入国制限緩和により3月下旬以降から受入れが開始されましたが、実際に入国する時期や人数等は不透明となっています。


■その他個人全般
・1月は例年並みまで来店数が戻るも、下旬から感染拡大状況に伴い来店数が微減しました。
・事前のお問合せ無しでご来店される、いわゆる飛込み来店はコロナ禍も相まって年々減少しています。お問合せの手段としてはメールが一番多く、更にその比率は高まっています。
・コロナ禍が一段落してから、また繁忙期を避けてからお部屋探しを始めるお客さまが一定数いると考えられますが、今後の値上げラッシュ、物価上昇の影響により節約志向が強まるとお部屋探しにも影響がでる予想です。

注目!!
 弊社では、以前から行っております360度撮影できるカメラで撮影したパノラマ画像を使ったオンラインでの物件紹介に加え、オンライン上でお部屋のお申込みができる環境を整備しています。管理物件のお申込みにおいてのオンライン申込みは、ほぼ100%の実施率です。オンラインを活用したお部屋探しは、昨年に比べ消費者の一般的な認知が進み、弊社専門部門において昨年比400%近くの件数をオンラインで対応いたしました。対応したお客さまの属性は多岐にわたり、転勤、入学による部屋探しはもちろん、移住やUターン、近くでの住み替えのご相談まで幅広いニーズにお応えしました。前述しましたオンラインでのお申込みを活用すると、来店することなくお部屋探し、内見、お申込みを行うことが可能となりました。オンラインと対面接客のオフラインのサービスは、どちらか一方だけを使うということではなく、お客さま一人ひとりのご都合や状況により、場面毎に自然に使い分けていただくものと考えております。


 また、2021年5月に公布された「デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律」に基づき、2022年5月までに宅地建物取引業法の改正が予定されており、これにより賃貸借契約書などの電子交付が可能となります。この契約書等の電子交付が一般化するまで多少時間が掛かることも考えられますが、物理的には契約までオンラインにて一気通貫で契約締結ができるようになります。
 今後、ますます不動産取引におけるデジタル化が加速し、お部屋探しの過程が様変わりしていくものと予想されます。今後も家主さまとお部屋探しのお客さまのお役に立てるよう努めてまいります。

(営業統括室/岡部)