オーナー通信 Owner News

　10月5日（土）にDiversProjectとJST-SOLVE主催、北九州市後援で「バリアフリーなまちを考えるまち歩きイベント」が黒崎で開催されました。Divers Projectは「車椅子の方々が街に出かけにくい問題」の解消に取り組む団体で、メンバーの実体験をもとに、車椅子利用者や高齢者、ベビーカー利用者が安全に通れる道を作るために、DiversMap（アプリ）を開発しています。
　イベントでは、まちの専門家や移動困難を経験された方々が登壇され、北九州の街をどのように快適で利用しやすい場所にするか、現状の課題や改善策、アプリに必要な機能について考えるワークショップが行われました。実際に街を歩きながらDiversMapにルートを登録していきましたが、車椅子に乗ってみると、下りスロープの恐怖や段差を乗り越える困難さ、目線が変わることにより街の見え方が変わりベビーカーや車椅子にとって大きな障害であることに気づきました。参加者は年齢も職業も様々で、約30名が熱心に取り組みました。
　2024年4月には障害者差別解消法が改正され、不動産事業者には国土交通省が不当な差別的取り扱いの禁止や合理的配慮の提供に関する対応指針を明示しています。住宅に関わる企業として、入居者さまが安心・安全に暮らせる地域を実現するために、“心のバリアフリー”の視点を持ち、今後の管理運営や物件紹介時に活かしてまいります。

（経営戦略室／楠）