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2025年 繁忙期準備
2025年繁忙期にむけた現在の市場把握として、まずは前回の繁忙期の振り返りです。2024年繁忙期は鉄筋コンクリート造の新築物件が数多く竣工し、築浅物件間の競争が激しい年となりました。(参考:小倉北エリアは単身物件を中心に10棟、戸畑エリアは2棟、折尾エリアは2棟、黒崎エリアは8棟が竣工)これらのエリアは特に築浅物件が供給過多状態の様相ですが、ここで注意すべきは新築物件の内、約半数が2024年秋の時点で満室になっていない点です。この影響は2025年繁忙期まで響くことが懸念されます。
また、企業からのお部屋探しの依頼に関しては通常3月1週目にピークを迎えますが、2024年は2月4週目と少し早めの傾向でした。転勤の内示段階でも異動予定の方が早々にお部屋探しを始めるケースがあり、そういったケースのお問合せが1月から入ってきていたことからも前倒しの傾向が見受けられました。
このような状況から、賃貸物件全体で供給過多の傾向が見受けられ今回も、早めの対策を取り物件の競争力を上げることで物件選びの候補となることが重要だと考えられます。全エリアで言えることは近年お問合せが増加している高齢者や外国人の受け入れ需要を取り込む等、従来とは異なる客層確保を考慮すること、既存物件についてはお部屋の商品力強化、郊外の物件については空室に対する駐車場の適正台数を確保することも一つの打開策としてご検討いただければ幸いです。
繁忙期を迎える前に家主さまにご準備いただきたいポイント
①物件の補修は早めに済ませる
急な入居の相談が増える時期でもありますし、入居促進のためにもまずは未補修のお部屋をなるべくなくすことで、法人契約のまとめ借り等のご要望へも対応できる場合があります。また、共用部分の劣化等気になる箇所も、ご内覧の際の印象が変わってきますので、この時期に修繕を行いましょう。
②設備面の見直し
人気の設備は無料インターネットですが、ワンランク上の、通信速度が速いインターネット設備の人気も高まっています。そのほか、防犯カメラ、宅配ボックス、エアコン、TVモニターフォン等も人気が高いので、未導入の物件については導入検討をお勧めいたします。
③繁忙期に向けて『初期費用キャンペーン』を準備する
敷金・礼金の減額やフリーレントの提供など、お部屋探しのお客さまの初期費用負担を軽減する施策は、競合物件との差別化を図り、早期成約を促進する大きな要因となります。
これらの対策をしっかりと講じることで繁忙期に向け物件価値を最大限に引き出せるよう尽力してまいります。
(不動産事業本部/濱村・資産コンサル係/桑本)
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